「出入りしている現場の責任者の対応が理解できない」と話すのは、大阪府で地場輸送をメインに配送を手掛ける運送事業者。

同社は、2トン車を専属で入れており、地場輸送で店舗配送などの仕事をしている。「時間指定やピッキング作業など細かなルールが多い」ことからドライバーに負担のかかる仕事だが、「物量が減る中で、毎日仕事があることだけでも助かると考えていた」という。

しかし、「仕事があることはありがたいが、先方の現場責任者にドライバーが困惑している。毎日配送先がバラバラなのは仕方ないが、ルートの組み方や時間指定だけでなく、到着や積み下ろし完了の連絡を毎回入れないといけない」という。

また、「連絡を入れないといけないのは理解しているが、連絡がつかず長時間待たされることもある。時間指定の現場では返事を待たずに積み下ろしをしてしまうと、その責任者からドライバーが怒られることもあり、正直なところドライバーも疲れてきている」という。

同社社長は取引をやめる方向で話を進めており、「あまりにも理不尽なことが多すぎて対応できない。仕事をやめたくはないが、今後のことを考えて別の仕事を探すしかない」と話している。