㈱新習志野倉庫(資本金9800万円、旧商号㈱OPAL、東京都中央区八丁堀3―9―7、設立2011年=平成23年1月5日、代表清算人=矢野三興氏)は7月29日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。

 負債総額は現在調査中。

 ㈱レナウン(同港区)の子会社で物流事業を担っていた企業から事業を譲受し、2011年3月に事業を開始。関東を中心に物流センターを設置し、物流、倉庫業を展開していた。レナウンなどアパレルメーカーに販路を構築し、2010年代前半は売上高30億円を上回り推移していた。しかしその後は、取引先の倒産による焦付きやレナウンとの契約終了などで次第に経営状況が悪化し、売上高の減少とともに赤字を散発。さらに、2020年は新型コロナの感染拡大で物流が鈍化するなど厳しい状況となっていた。こうしたなか2021年6月1日、別会社に事業を譲渡し、㈱OPALから現商号に変更。同21日、株主総会の決議により解散していた。

 (東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)