ヤマト運輸とデンソーは、小型モバイル冷凍機「D-mobico(ディー・モビコ)」を連携して開発した。デンソーは、「D-mobico」を製品化し、デンソーソリューションを通じて今夏から販売する予定で、ヤマト運輸は、2月から配送車両への導入を開始している。

今回開発した「D-mobico」は、小型・軽量で持ち運び可能な冷凍機で、用途や荷量に応じて 組み合わせる断熱箱の形状、寸法を選択できるため、様々な配送に柔軟に対応する。また、モバイルバッテリーで駆動しエンジンに負荷をかけず、ドライアイスも使用しないため、走行中の燃費向上や CO2排出低減に寄与し、今後の配送車両のEV化にも貢献するという。

デンソーは、製品や工場から排出されるCO2の削減、大気中のCO2の回収・再利用により、カーボンニュートラルな製造業を目指しており、ヤマトグループは温室効果ガスの排出削減を目指し、ドライアイスの削減やEV車両への移行などを図る。

今後も両社は「安心安全で、環境にやさしい冷蔵・冷凍商品の配送に貢献していく」としている。

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