燃料価格の高騰によるキャッシュフローの悪化で、運送事業者がファクタリングサービスへの関心を高めている。

インフォマート(東京都港区)では、昨年5、6月頃から、運送事業者からの問い合わせが増えているという。

同社の小野史裕部長は、「近年の燃料価格の高騰でキャッシュフローの悪化傾向が鮮明になっていた千葉県のある運送事業者さんでは、担当の税理士さんが当社のサービスを紹介し、いつでも使える状態にしていた」という。「回収が長い売掛金が重なったタイミングで、登録していた取引先8社の売掛金を一気に資金化し、キャッシュフローの正常・安定化を行った」。事前に「枠」を確保していたため、「必要なタイミングで利用することができた」という。

「資金も精神面もぎりぎりな状況で、銀行から借り入れができるまでの『つなぎ資金』として早払いを活用したことで、不安から解消され、積極的な経営に取り組めた」という大阪府の運送事業者。

 

インフォマートの相澤伸彦主任は、「ファクタリングは小口のイメージが強いと思うが、この大阪府の運送事業者さんは、年商30億円ほどの規模で、ご利用金額も1回で1000万円を超えるなど、大口の利用も少なくない」と説明する。

 

東京都の運送事業者では、人材確保で募集条件を少しでも良くするため、資金の見通しを立てることができる「電子請求書早払い」を利用。人材確保に成功し、売上増加につなげた。

相澤主任は、「従来はお金が必要なタイミングでファクタリングを申し込まれる場合がほとんどだが、当社では利用したいときに慌てなくてもいいように『余裕のあるタイミングで準備しておきましょう』と勧めている」という。

 

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