滋賀ト協(松田直樹会長、松田商事)は、協会に所属する会員約670社のみが掲載できる求人サイト「ロジクルート」を今年4月に開設。

これは、滋ト協が2024年問題に立ち向かうべく、協会会員専用の求人サイトを立ち上げ、会員事業所の人材不足対策の一助となること、そして、すべての産業と密接に関わっている運送・物流業界の物流量増加が今後大幅に見込まれ、人手不足が原因で物流が滞るなどの問題が起こらないよう開設されたもの。

滋ト協会員は効果的かつ安価に採用活動を行うことができる。会員登録は無料で、掲載料金は、1求人掲載費5000円(30日間)。掲載例として、「草津支店と栗東支店でそれぞれ大型ドライバーと中型ドライバーを募集する場合」は、計4つの求人掲載が必要となる。

また、ロジクルートは求人媒体以外の役割を担っており、「運送・物流業界のネガティブなイメージの払拭」「運送・物流業界の労働条件・労働環境改善の支援」「他業種から運送・物流業界へ人材を引き込み業界に定着する人材を育成支援」「多様な人材を運送・物流業界へ受け入れる支援」など、会員事業所の働きやすい環境をアピールすることも目的としている。

こうした取り組みは業界外からも注目を集め、NHK大津放送局のニュースコーナーでロジクルートが、取り上げられ、「乱立する求人サイトを1本化し、事業者と求職者にミスマッチを防ぐことで協会員の人材不足解消に役立て、2024年問題に向き合う」という滋ト協の取り組みと、ロジクルートの特徴が紹介された。

滋ト協事務局では、「すでに多くの採用実績のご報告も受けている。会員の皆様が利用すればするほどロジクルートがインターネット上で認知拡大され、求職者も事業者も利用価値が増し、人材不足を解決する一助となる」と、積極的な活用を呼び掛けている。

 

◎関連リンク→ 一般社団法人滋賀県トラック協会