「事業開始から40数年間。長い間ありがとうございました」。

兵庫県内のトラック事業者は7月始め、知り合いにそうしたラインを送信した。

「代表取締役を退任するあいさつ文」だという。後任を子息に任せ、「今後ともよろしく」

コロナ禍は、各社の事業承継を加速させているように見える場面が増えてきた。

各社固有の問題、荷主固有の問題、荷主業界固有の問題、そして経済全体の問題…。

それらを抱えながら、後進にまだバトンタッチ仕切れない経営者の暑い夏が始まる。