国際物流総合研究所(南元一会長、東京都中央区)が隔年で主催する「ジャパントラックショー」が、いよいよ、5月9日から11日までの3日間、パシフィコ横浜で開催される。今回の同展の出展社数は156社(564小間)、来場者数は前回(2022年開催)より約3000人多い、5万5000人を超えると予測。そんな同展の開催を間近に控え、南会長に見どころを聞いた。

▼「今回のテーマは『環境と調和する物流の未来』。環境対応は物流業界でも至上命題であり、SDGsも意識しサステナブルな物流社会を実現していかなくてはいけない時代。ドライバーを確保してモノを確実に運んでいく、物流を止めないということも『持続可能の1つ』と捉え、解決しきれていない2024年問題というか、2024年を皮切りにさまざまな課題解決について共に考えていくセミナーやパネルディスカッションを全19本企画している。来場された方々が、それぞれの立場からの意見を比較して聞いていただき、今後の経営のヒントとして持ち帰っていただければ良いと思う」と話す。

 

▼「物流の総合的な課題解決を目的に、車だけにとどまらず、EV化に加えてデジタルを駆使したソリューションの提案なども見どころになるだろう」。さらに「UDといすゞがグループ化し、今回は共同ブースとして出展している点もポイント。国内4大メーカーおよびボルボ、EVモーターズ・ジャパンの6社に加え、スズキも出展してくれている。架装メーカーも充実しているので、お楽しみいただきたい。例えば、パネルウィングを油圧でなく電動で開閉するトラックや、普通免許で運転可能なアルミ製の小型バン等の展示も、外国人の労働力を導入する時代を迎え、より注目されるのではないかと思う」

 

▼「今回は受付体制も改善しスムーズに会場に入れる体制にした」という。「ネットで事前受付をし、QRコードを印刷してきてくださった方は受付を通らず1階の会場入口からそのまま入場できるようにした」

 

セミナーやパネルディスカッションのプログラムも充実し、事前確認していくことがおすすめのようだ。