【大阪】「これからは会社の環境改善に取り組んでいきたい。従業員みんなが、ずっと働きやすい環境を作っていく。それによって顧客満足度も高まる」と話すのは、3D(スリーディー、堺市中区)の永野元和也社長。現在、4トン車、10トン車が計33台、軽自動車65台が稼働しているが、「ある程度、数がそろったので、これまで進めてきた増車は抑えていく。自己資本力を高めて、従業員が成長できる環境づくりを進めていきたい」と語る。

「経営者の高齢化などにより、2030年には中小企業は消滅するとも言われている」と将来を危惧する同社長。「今後も生き残って、選んでいただける会社になっていかないといけない。そのためには定年を迎えるまで、安心して働ける環境づくりに努める」と、これからの方向性を展望する。「車両は必要に応じて増やしていけば良い。他社とは競い合わずに足元を見て、自分のペースで成長していきたい。一足飛びで階段を駆け昇ったら怪我をするかもしれない」。

「社員も社長も、『会社』という同じステージに立っている」と話す同社長。「社長だからと言って偉いわけではない。代表役として責任は持たなければいけないが、ドライバーや事務員、配車マンなど、みんながそれぞれの役割を持って同じステージの上で動いている集合体。その意識で、今いる従業員を守ることを第一に取り組んでいきたい」と力強く語る。

◎関連リンク→ 株式会社3D