活況が続いていた輸出航空貨物(混載)の荷動きが徐々に落ち着きを見せ始めている。航空貨物運送協会(JAFA、鳥居伸年会長)が6月18日発表した5月の輸出航空貨物実績によると、前年同月比85.8%増の8万8292㌧だった。新型コロナウイルス感染拡大によって荷動きが低迷していた前年同月と比べると大幅に増加しているが、4月実績の11万480㌧からは大幅にダウン。電子部品をはじめとしたエレクトロニクス関連の荷動きは引き続き活況だったものの、自動車関連が低調に推移しており、世界中の生産現場に波及している半導体不足の影響が及んでいると見られる。(井内亨)
【グラフ=荷動きの増加は落ち着きを見せている】


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