なんで数千万かけたシステムが使われへんの?

テルヤン:なぁカズキ、配車システム導入したのに結局手作業に戻ってる会社だらけやねんて!

 

カズキ:えっ、それマジか!せっかく高い金出したのに意味ないやん。

 

テルヤン:せやねん。特別な討論会が開かれてな、事前申し込みが400人超えてもうて、現場の不満が107件も集まったんやて。

 

カズキ:107件て…それだけ困ってる人おるんやな。

 

テルヤン:そらそうよ。システムが出したルートが実際の道路事情と合ってへんくて、ドライバーさんからクレームの嵐らしいで。

 

カズキ:現場無視したら絶対アカンやつやん。一体なんでそんなことになるんや?

 

テルヤン:実はな、経営陣は6割7割の自動化で満足やけど、配車担当者は「自分が組んでるのは100点満点や」って譲らへんねん。

 

カズキ:なるほどな。そこに大きなギャップがあるわけか。そら噛み合わんわ。

 

暗黙知が9割占めてる恐ろしい実態

物流業界のデジタル変革とデータ活用のイメージ
画像: Pixabay

テルヤン:もっとヤバい話があってな、配車業務の変数を3種類に分けたんやて。

 

カズキ:3種類?どんなもんがあるんや?

 

テルヤン:まず距離とか時間みたいなわかりやすい変数、次に荷主さんのルールみたいな制約の変数、最後がドライバーさんの相性とかの暗黙の変数や。

 

カズキ:ふむふむ。で、その割合はどうなん?

 

テルヤン:なんと暗黙の変数が9割を占めてるって言われてんねん!

 

カズキ:9割!?ほとんど言葉にできひん知識ってことやんか。そらシステム化難しいわ。

 

テルヤン:せやねん。例えばな、時間指定が10時から12時って思ってたら、実際は9時半に着いてるとか。そういう見えへん条件を実行しながら炙り出していくしかないんやて。

 

カズキ:地道な作業やな。でもデータはちゃんと残ってるんか?

 

テルヤン:それがな、紙にしか記録がないとか、エクセルにすらなってないって現場も結構あるらしいで。

 

カズキ:おいおい、それじゃシステム以前の問題やないか!まずデータ整理から始めなアカンやん。

 

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荷主と運送会社の最適化がぶつかる本音

テルヤン:さらにな、荷主側と運送会社側で最適化の考え方が真逆になるケースもあんねん。

 

カズキ:どういうことや?

 

テルヤン:荷主さんだけの都合で計画立てて、物流会社さんを苦しめてしもうてたって、荷主側の人が正直に反省してたんや。

 

カズキ:ああ、それはあるやろうな。立場が違えば優先順位も変わるもんな。

 

テルヤン:でもな、解決策もあるんやで。システムが共通言語になってくれるんやて。

 

カズキ:共通言語?どういう意味や?

 

テルヤン:お互いに同じシステムでシミュレーション検証しながら、「この条件入ってませんよね」とか「こっちの条件緩めたらこうなりますよ」って話し合えるようになるんや。

 

カズキ:なるほどな!お互いの言い分が数字で見えたら、感情論にならんで済むわけか。それはええアイデアやな。

 

まず一歩踏み出すことが突破口になるで

物流業界のデジタル変革とデータ活用のイメージ
画像: Pixabay

テルヤン:最後に専門家たちが「何から始めるべきか」を発表する場面があってな。

 

カズキ:ほう、みんな何て言うてたん?

 

テルヤン:ある人は「トライアル、まずやってみよう」って。一度使えばどんなデータが足りないか見えてくるんやて。

 

カズキ:確かにな。頭で考えてるだけじゃわからんこと多いもんな。

 

テルヤン:別の人は「何を変えて何を守るか」を明確にせなアカンって言うてたで。変える動機があるからこそ、絶対守るべきものを切り分けることが大事なんやて。

 

カズキ:深いな。闇雲に全部変えようとしたらアカンわけか。

 

テルヤン:あとは「意思決定権者は誰か」を明確にするとか、普段使ってる配送依頼書やエクセルが何なのか整理するところから始めるって意見もあったで。

 

カズキ:どれも当たり前のようで大事なことやな。

 

テルヤン:最後にな、印象的な言葉があってん。「どの会社も自分とこの配車は特殊で難しいって言うけど、配車マンが組めてる以上できるはずや」って。

 

カズキ:ぐうの音も出ん正論やな!人間ができてることなら、システムでもできるはずやもんな。

 

テルヤン:結局な、システムが使えへんのやなくて、期待値と現実のズレとか、関係者の目的のズレとか、暗黙知をデータに落とし込む難しさが絡み合ってるだけなんやて。

 

カズキ:なるほどな。要するにシステムの問題やなくて、使い方とか体制の問題ってことか。これからはデータ化の戦いが本丸になるわけやな!

 

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