ナフサ供給制限で建材住設が悲鳴!食品トレーやタイヤも危機に
何でこんな騒ぎになっとるん?供給制限の実態
テルヤン:なぁカズキ、めっちゃヤバい話あるで!ホルムズ海峡の件、まだ引きずっとるねん!
カズキ:あー、あの中東の海峡か。もう開いたんちゃうかったん?
テルヤン:それがな、開いても全然モノが戻ってけえへんねん。建材メーカーが次々と受注ストップや。TOTOとかLIXILとか、大手の住宅設備会社が軒並み「納期未定」言い出しとるで。
カズキ:マジか!ユニットバスとかトイレが納品できへんってことか?
テルヤン:そうやねん。封鎖が始まってから7週間でここまで広がったんや。最初は塗料のシンナーから品薄になって、今は住宅設備まで来とる。順番があるねんけどな、在庫が少ない工程と代わりが効かん工程が絡んどるからや。
カズキ:ほんで次はどこに来るんや?
テルヤン:食品トレーとタイヤやで。これがまたシャレにならんのや。
現場では一体何が起きとるんや?

カズキ:具体的にどういう流れで止まっていったんや?教えてや。
テルヤン:まずな、3月の頭にシンガポールの石油化学会社が「無理や」って宣言したんや。そしたら国内でも三菱ケミカルとか三井化学とかが減産に動いてな、エチレンの設備12基のうち半分が止まってもうたんや。
カズキ:半分も!?そら影響デカいわ。
テルヤン:せやろ?んでな、その1週間後には樹脂の値段がドカンと上がり始めた。信越化学が塩ビを30円以上、プライムポリマーがポリエチレンとポリプロピレンを90円以上値上げや。日本ペイントなんかシンナー類を75%も上げよったで。
カズキ:75%!?えげつないな!
テルヤン:さらにや、3月末から4月頭にかけて値上げだけやのうて、供給制限が本格化してきたんや。関西ペイントは50%以上値上げした上で出荷制限や。川上の石化メーカーは前年並みに出しとったのに、川中の塗料メーカーや問屋が「5月はどうなるか分からん」って情報でビビってもうて、先回り発注と出荷抑えが起きたんやて。
カズキ:それで余計に品薄になったんか。悪循環やな。
テルヤン:そうや。んで4月に入ったら建材の受注停止ラッシュや。日新工業が防水材止めて、田島ルーフィングも続いた。4月13日にTOTOがユニットバス停止、翌日にはクリナップ、パナソニック、LIXILが揃って納期未定化や。
カズキ:大手が全部アウトやん。新築もリフォームも止まるがな。
テルヤン:政府も備蓄放出とか代替調達とか頑張ったんやけどな、追いつかへんかったんや。アメリカのメキシコ湾岸から運んできた第一船が4月1日に市原沖に着いたけど、焼け石に水やったわ。
運ぶ側も使う側も本音はどうなんや?
カズキ:海峡開いたんやったら、すぐ戻るんちゃうん?
テルヤン:それがな、最低でも1カ月かかるんやて。しかも4月18日時点でイラン側がまた厳しい管理に戻したって言うとるから、まだ不安定なままや。
カズキ:1カ月も!なんでそんなかかるんや?
テルヤン:まず船が動き出しても日本まで届かへんねん。ペルシャ湾内に3200隻も足止めされとって、そのうちタンカーと貨物船が800隻や。安全確認と航路設定で数日、積み込みにまた数日。通常ルートでも20日かかるし、喜望峰回ったら14日プラスや。
カズキ:到着してもすぐには使えへんのやろ?
テルヤン:せや。原料が届いてもクラッカーの稼働率を戻すのに1〜2週間。そっから樹脂化で数日、成形・加工で数日から2週間。全部足したら直行ルートでも最短30日、喜望峰経由やと45日超えるんやて。
カズキ:ナフサの価格はどないなっとるん?
テルヤン:4月3日時点で1トン1190ドル。封鎖前の92%増や。帝国データバンクの分析やと、ナフサ由来の原料に頼っとる製造業が4万社超えるらしいで。影響受ける企業がめちゃくちゃ多いっちゅうことや。
カズキ:運送業界からしたら、荷物が減るし運賃も読めへんし、たまったもんやないな。
テルヤン:ほんまやで。荷主さんも困っとるし、ドライバーさんも仕事が安定せえへん。みんなしんどい状況や。
次に来る危機とワイらが備えるべきこと

テルヤン:ほんでな、塗料の次に詰まるのが食品トレーやって話や。
カズキ:スーパーで使っとるあれか?
テルヤン:そうそう。主原料の発泡ポリスチレンがナフサから作られるねん。しかも代わりが効きにくいんや。PETやポリプロピレンも石油由来やし、紙製は耐油性や耐水性が必要な生鮮・惣菜には使えへん。スーパーは毎日納品前提やから在庫も薄いねん。
カズキ:トレーが無かったら陳列できへんやん。5月6月が心配やな。
テルヤン:さらにその先がタイヤや。材料の半分弱が石油由来で、合成ゴムの原料ブタジエンがナフサクラッカーの副産物なんやて。国内のエチレン減産がそのまま響くから、新車用も交換用も供給減るで。
カズキ:タイヤ不足は物流事業者に直撃やん!トラック動かれへんがな!
テルヤン:そうやねん。ただ医療用手袋は政府が先手打って、4月16日に備蓄5000万枚を5月から放出するって決めたで。診療所や歯科医院の需要の半分以上カバーできる量や。
カズキ:医療は優先されたんやな。ほな他の業界はどうなるん?
テルヤン:まとめるとな、2月末から4月中旬で建材・住設まで広がった。今後数週間は塗料の品薄が収まるか、食品トレーとタイヤまで波及するかの分かれ目や。経産省が出荷抑制の是正を要請しとるけど、川上のメーカーが5月以降どんだけ供給できるかが勝負やな。
カズキ:ワイら運送業界もタイヤ確保しとかなアカンし、荷主さんの状況も把握しとかなアカンな。情報収集が大事やで。
テルヤン:せやな。コンプライアンスしっかり守りつつ、現場も回していかなアカンからな。みんなで乗り切ろうや!
カズキ:ほんまやで。ピンチの時こそ業界全体で協力せなな!
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