ドラ日和 -40-
新入社員の達子(たつこ)と先輩達による日常時々非日常な微コメディ漫画、元気いっぱいに連載中☆
第79話
第80話
ママやんさん!!
ついに来ますよ!! 物流業界のハルマゲドン? いやアポカリプス??
働き方改革法案によって物流ドライバーの働く時間に大きな変更があるっていうあの問題だね。
月に80時間までの時間外労働が制限されるって話だよ。
あぁ〜なにが起こるのやら…。
でも笑ってばかりもいられないよ?
まず、働く時間が大幅に減るから、これまでよりもっと効率的に働かないといけなくなるよ。
1か月の拘束時間は約274時間になる見込みだから、それに対応するのが大変そうだね。
効率良くって…ニガテですわ〜!!
長距離輸送が減少し、需要に追いつけなくなる可能性がある。それが特にECの成長による物流量の増加に影響を与えるって言われているよ。
労働時間が制限されることで1日あたりの運搬量が減少し、それが業界全体の売上や利益にも波及するんだ。
それに、残業代の引き上げも中小企業に波及するから、経済的な課題も浮上する可能性があるよ。 ってことは?要するにお給料減る可能性が大きいんよ。
これが業界全体のモチベーション低下や人材確保にも影響を与えるんだ。
だからドライバーのみんな一個人だけの問題もそうだけど、業界全体がヤバイって話なんだよね。
まず、デジタルツールの導入が必要だね。
業務の見直しや効率化を進めるためには、新しい技術を積極的に取り入れる必要があるよ。
ウチの会社もその準備を着々と進めてたね。
例えば、休憩時間や荷物の積み下ろしにかかる時間を短縮することで、労働時間の調整に寄与できるんじゃないかな。
あとは受注してくれる荷主さん側や、サービスを受けるすべての人たちも一緒に考えてくれないと解決できない問題もいっぱいあるよ。
便利な世の中になった分ね。
2024年問題とは?
2024年問題が迫る中、物流・運送業界は大きな変革の波に直面しています。
この問題は、働き方改革法案により物流ドライバーの労働時間に厳しい制限が課されることから生じます。
年間960時間の制約は、業界の中で長時間労働が慢性化している現状に大きな影響を及ぼすことが予測されています。
労働時間制限の背景
物流・運送業界が直面する難題は、若手不足、高齢化、ECの成長などに端を発しています。
これらの要因により、労働時間が長くなりがちでした。
しかし、働き方改革関連法による改正により、2024年からは物流ドライバーも月に80時間までの時間外労働という厳しい制約を受けることとなります。
ドライバーの拘束時間の変化
2024年問題が本格化すると、物流ドライバーの1か月の拘束時間は約274時間に短縮される見込みです。
これは、これまで以上に短時間で効率的に働く必要が生じ、業界全体に様々な課題を投げかけることになります。
問題の予測
1.物流の停滞: 物流業界の主要な課題は、物流の停滞です。
長距離輸送が減少し、需要に対応できなくなることが懸念されています。
特にECの成長により増加傾向にある物流量が縮小する可能性が高まります。
2.売上と利益の減少: 労働時間の制約により、1日あたりの運搬量が減少し、これが業界の売上や利益にも大きな影響を与えるでしょう。
また、2023年4月からは残業代の割増賃金引上げが中小企業にも波及することで、経済的な課題が浮上する恐れがあります。
3.新しいビジネスモデルの模索: 2024年問題は業界にとって新たなビジネスモデルの模索を迫っています。
運搬効率の向上や技術導入による人手不足の解消などが、物流業界が未来に向けて持続可能な変革を果たす鍵となるでしょう。
2024年問題に果敢に立ち向かい、労働者と企業が協力して新たな取り組みを進めることが、物流・運送業界が未来に向けて持続可能な発展を遂げる鍵となるでしょう。
次回更新は1月9日更新予定! お楽しみに!
ご感想、情報提供など皆様からのコメントをお待ちしております!
お気軽にコメントしてください♪