ブリヂストンタイヤソリューションジャパンは9月9日、夢メッセみやぎ(仙台市宮城野区)で「技能グランプリ」と「生産財セールスマンコンテスト」の全国大会を開催した。12回目となる「技能グランプリ」は、タイヤメンテナンスの知識や作業スキル、顧客とのコミュニケーション力などを競うもので、全国31大会・261人参加の予選を勝ち抜いた精鋭40人が出場した。

競技は、「リア左内輪パンクで店保管のスペアタイヤに交換」という設定で、ドライバーへのあいさつから報告書作成までを規程時間23分で実施。見所について菊地俊夫技術サービス本部長は、「タイヤ、ボルト、ナット、一つひとつをいかに丁寧かつ高い精度で清掃しているかを見ていただきたい。こだわって清掃していることがお分かりいただけるはず」と説明した。

最優秀賞1人と優秀賞2人が表彰され、上位8位と「必須作業項目が満点の9位以下」が「技能エキスパート」に認定された。さらに、その中から特に優れた競技者を「技能マイスター」として認定した。いずれも、メンテナンススタッフのリーダーとして、知識や技術をグループ全体のスタッフへ伝承する役割を担っていくという。

一方、6回目の開催となる「生産財セールスマンコンテスト」は、国内の同社グループや代理店から334人が地区予選に参加。そこからエリア予選に進んだ75人のうち、勝ち抜いた16人が出場した。

最適なソリューションの提案能力をロールプレイング形式で競う同コンテストについて、仲村克則TB・LTソリューション事業本部長は、「顧客のお困りごとをしっかりと聞き出して深掘りし、その内容に対して最適な提案ができるかが重要」と説明した。

競技では食品配送を手掛ける保有台数25台の運送事業者を想定。空気圧不足などの改善ポイントを説明するとともに、人材不足などユーザーが抱える課題にあわせた解決策と自社サービスの提案を競った。

大会の開催趣旨について吉眞弘専務執行役員は、「メンテナンスサービス品質の向上と当社が持つ商品、サービス、ネットワークを組み合わせたソリューションを提案できる人材を育成し強化していくことは重要と認識しており、その一環」とし、「生産財ソリューション事業をさらに強化していく」と語った。

 

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