『シン・物流革命』(中村康久氏との共著、幻冬舎刊)が東京・新宿の紀伊国屋本店、名古屋の三省堂本店、大阪・梅田のMARUZEN&ジュンク堂書店で本日からしばらくポスター展開されます。

 

また、本日、6日付けの東京新聞にも広告が出ます。合わせてご覧いただければ幸いです。

 

 

ところでコロナ禍による3密の回避などから省人化、無人化やデジタル化に物流関係者の関心も集中していますが、もう一つ、忘れてはならないのは、物流工程の作業標準化を推進する流れです。とくに完全自動化の導入の前段階としてはどうしても一連の物流作業の標準化が求められることになります。

 

さらにいえば物流領域の作業標準化は物流センター内の作業など、物流事業者の守備範囲に留まらず、工場などの生産現場の物流工程などで、製造業の荷主サイドにも求められることになります。

 

もちろん、製造業にとっても物流工程の作業標準化を推進することで、作業プロセスの品質を一定以上に保つことが可能になります。ただし出荷、検品、ピッキングなどの物流工程は、生産工程とは異なり、工場にとっては副次的な位置付けともいえました。

 

 

したがって、作業標準化は「すでにどこでもやっていること」ではなく、まだまだこれからのニーズが大きい分野でもあるのです。

 

 

まもなく確実に訪れる少子高齢化の終着点としての大人手不足やその有力な対策と考えられている省人化、完全自動化、無人化の推進の大前提として物流工程の標準化に取り組むことはもはや避けられないことでもあります。

 

『シン・物流革命 迫りくるサプライチェーン崩壊を回避する最後の選択肢』

https://books.rakuten.co.jp/rb/17162863/?l-id=search-c-item-text-01