センコー(福田泰久社長、大阪市北区)は4月12日、同社とWILLER EXPRESS(平山幸司社長、東京都江東区)が2021年4月から、ウィラーエクスプレスが運行する高速バスの荷物スペースを使って、小ロットの荷物を低コストで運ぶ東名阪の「貨客混載」幹線輸送を開始したと発表。

今回開始する貨客混載に使用する便は、東京(江東区)から大阪(堺市)、東京(江東区)から名古屋(港区)、名古屋(港区)から大阪(堺市)を結ぶ3路線、約50便/日(現在コロナ禍で減便中)となっている。

運べる荷物は、1件350kg未満で、バスの出発地までの集荷と、到着後の配送はセンコーが集配手配を行う。バスの荷物スペースを有効活用することで、例えば東京から大阪の場合、1件1万8000円から4万3000円(発着地からの集配距離により変動)と、トラックに比べ低価格で利用できる。今後、サービス開始後の状況も踏まえながら、ウィラーエクスプレスが持つ高速バスネットワークをさらに活用し、利用者の希望時間帯・輸送量へ柔軟に対応する小ロット荷物のスピード輸送サービスとして、充実を図る考え。

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