「ドライバーに何度も同じことを言うのに疲れてきた」と嘆くのは地場輸送をメインに営業展開している運送事業者。

同社は、同業者から仕事をもらうフリー車が中心。「日々違う仕事のため覚えるのは大変だが、頑張れば給与に反映されるようにしている」という。人に合わせて仕事をつけるようにしているが、「何度も同じ指示をしても覚えてもらえないことに苛立ちを感じてしまう」とし「意識の低いドライバーの仕事への姿勢に呆れてものが言えない」と嘆く。

 

人材が集まらない物流業界で一から人を育てる難しさを痛感しているという同社社長。「思うようにいかないのが現実。昔みたいに募集をかければ人が集まる時代ではないため、人材に合わせて教育をしていかないといけないのは理解しているが、ストレスが溜まって仕方ない。これから先も、このような人材が増えるかと思うと嫌気がさす。自分が選んだ仕事だと思って辛抱強く教育していくしかない」と語る。