ホシノ 作業着からユニフォームへ「小学生から憧れられるような職業に」
ホシノ(星野正義社長、群馬県太田市)は、ユニフォームを一から作り直すとともに、デザインを一新した。
担当した星野仁彦専務は「野暮ったい『作業着』というイメージを払拭し、自社で働く誇りを身に纏う『ユニフォーム』へ価値を転換することで働く価値の向上とともに、小学生からも憧れられるような職業を目指していきたい」と強調する。
これまでも会社が指定した作業着はあったが、会社支給ではなく、個人負担のもと任意で購入することになっていた。
このため、仕事の服装は事実上、個人に任され、バラバラだった。組織としての一体感や社会性はなく、帰属意識に乏しい状態が続いていた。星野氏は、「このままでは『人財の定着』はおろか、自社に魅力を感じ、安定した人材の確保は難しい」と考え、ユニフォームを一新することに決めたという。
昨年10月ごろから本格的に検討を始め、オーダーユニフォームを作る会社の協力の下、作製を開始。従業員に意見を聴きながら、コーポレートカラーであるロイヤルブルーを基調に上下のユニフォームを作製し、先月末に納品となった。
「早速、デザインを一新したユニフォームを手渡すと従業員からは非常に高い好評をいただいた。新しいユニフォームで企業イメージとともに帰属意識の向上につなげることで、人材の定着と採用活動につなげていく」と星野氏。
運送業で働くドライバーの服装というと、どこか野暮ったい「作業服」のイメージが強い。同社の作業着も「オシャレ」や「カッコいい」からは程遠いものだった。ドライバー不足が叫ばれる中、運送業界のイメージ向上とともに、「小学生から憧れられるような職業にしたい」との思いも、新たなユニフォーム作製に注力させた。既製品の作業着を代用するのではなく、完全オリジナルにすることで細部にまでこだわった。結果、従業員は今、ユニフォームとともに自社で働く「誇り」を身に纏う。
◎関連リンク→ 株式会社ホシノ
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