中京陸運(鷹見正彦社長、愛知県名古屋市)はネプラ(東京都渋谷区)と共同開発したクラウド型輸配送管理システム「ロジネビュラ for TMS」の展開をすすめている。

 

昨年9月にリリースされた同システムは中京陸運内で長きに渡って運用をすすめてきたものをクラウド化等の外部向け仕様として再構築。「ユーザーへ寄り添う」との考えで使いやすさを追求しており、使用料は月に2万円(10ユーザーまで)、企業に応じた個別のカスタマイズにも対応しているなど懐も深い。

 

システムの導入で考えられるメリットについては、「業務を簡略化、効率化へつなげることができ、物流DX促進に加えてクラウドという特性上BCP対策としても有効」と関係者。さらに海上コンテナに関わる管理も特徴のひとつにあげ、過去にリリースして大手を含む100社以上と契約中である関連の倉庫管理システム(ロジネビュラ for WMS)の実績やシステム間の連携にもふれる。

 

鷹見社長は同システムについて、「サービス第一で考えている。使用事業者が増えることで情報の共有化や業務の統一化といった部分もすすめられれば良い」とコメント。普及がもたらす効果と業界に対する貢献意識に言及し、またサービス拡大のためにもさらなる人材獲得に意欲を示している。

 

◎関連リンク→ LogiNebula(ロジネビュラ)