ホルムズ海峡封鎖で何が変わったん?

テルヤン:なぁカズキ、めちゃくちゃヤバいニュース見つけてもうたわ!

 

カズキ:なんやねん急に。また大げさな話ちゃうやろな?

 

テルヤン:いやいや、これマジでヤバいって!ホルムズ海峡が実質封鎖されて半年やねんけど、日本が使うナフサの仕入れ先が73.6%から1割まで激減したんやて!

 

カズキ:えっ、7割以上あったんが1割?そんなん物流業界も大混乱やん!

 

テルヤン:せやねん!しかもな、船が片道1か月で届いてたんが、今は50日もかかるんやて。太平洋と大西洋ぐるっと回ってな。

 

カズキ:20日も余計にかかるってことやろ?その間の燃料費とか保険料とか、えらいことになってるやろな。

 

テルヤン:それがな、戦争保険料が船の価格の7.5%から10%になってんねん。危機前は0.25%やったのに、数十倍や!

 

カズキ:数十倍って…そら船主も海峡通るの躊躇するわな。ところでナフサって何に使うねん?

 

テルヤン:プラスチックの原料やで!梱包材とか緩衝材とか、ワシらの物流現場で使ってるやつ全部これが元やねん。

 

実際の現場でどんな影響出てんの?

石油化学製品を運ぶタンカーと国際海運ルート
画像: Pixabay

カズキ:じゃあ仕入れ先変えたってことやろ?どこから持ってきてんねん。

 

テルヤン:一番多いんがアメリカで、アルジェリアとかスペインとかからも輸入しとるらしいわ。4月に90万キロリットル、5月には135万キロリットルと3倍に増えたんやて!

 

カズキ:3倍!めっちゃ頑張ったやん。でもその分コストかかっとるんちゃう?

 

テルヤン:そらもう大変よ。地中海から日本まで船動かすのに、燃料費だけで60万ドルも余計にかかるんやて。しかも船が長い間拘束されるから、同じ量運ぶのに必要な船の数も増えとんねん。

 

カズキ:船の数増えるってことは、その分保管する在庫も増えるってことやな。倉庫業界も忙しなってるやろ。

 

テルヤン:せやねん!実際、危機の初期は在庫が20日分しかなくて危なかったんやけど、6月には平均レベルまで回復したらしいで。各社が必死で運転在庫積み増したんやな。

 

カズキ:でもナフサって備蓄義務ないんやろ?そこが怖いとこやんな。

 

テルヤン:そうなんよ!93年に備蓄義務が消えてもうてな。今回の危機で政府も44年ぶりに制度見直そうとしてんねん。支援制度の意見募集も8月22日に締め切られたばっかりや。

 

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物流現場の資材コストってどうなってんの?

テルヤン:ここからがワシら物流現場に直結する話やで。プチプチとか梱包材の値段がえらい上がっとんねん!

 

カズキ:あー、あのプチプチな。倉庫でめっちゃ使うやつやん。どれくらい上がったん?

 

テルヤン:川上産業っていう会社が5月から25%以上値上げや。特殊品は35%以上も上がっとる。ストレッチフィルムも2割から5割高くなって、出荷制限まで起きてんねんて。

 

カズキ:5割増って…現場の予算パンクするやん!しかも出荷制限て、必要な時に手に入らへんってことやろ?

 

テルヤン:そうやねん。一方でな、内航船舶の輸送統計見たら、化学薬品の輸送量が3月に13.8%減、4月も7.4%減やねんて。減産の影響がもろに出とるわ。

 

カズキ:荷物減ってるのに資材は高い。これ運送会社にとっては踏んだり蹴ったりやな。

 

テルヤン:さらにな、中国からの樹脂輸入が3月に前年比3割増えとんねん。国産が減産してる間に、港のコンテナから始まる物流が増えてる可能性あるんやて。

 

カズキ:それって保管と配送の設計が変わるってことやん。倉庫の立地とか配送ルートとか、全部見直しやな。

 

この先どうなる?物流業界が備えるべきこと

石油化学製品を運ぶタンカーと国際海運ルート
画像: Pixabay

テルヤン:まずな、エチレン設備の稼働率が6月に66.5%まで落ちて、統計取り始めてから最低を更新したんや。この低操業がしばらく続くらしいで。

 

カズキ:ってことは、荷動きの本格回復はまだ先ってことやな。その間に値上げの影響が広がるわけか。

 

テルヤン:そうやねん。それでな、長期的にも水島のエチレン設備が30年度に止まって、大阪に集約されんねん。西日本の生産能力が半減するから、物流の地図が丸ごと変わるで。

 

カズキ:水島発着の内航輸送やローリー輸送が減って、大阪起点の配送に変わるってことか。ルート変更の準備せなあかんな。

 

テルヤン:あとな、今回の危機で遠くからでも買えるルート開拓したやろ?海峡が開いても、このルート全部が元に戻るとは限らへんのやて。多角化した方が価格の振れが抑えられるから、中長期ではコスト増にならへん可能性もあるんやと。

 

カズキ:じゃあ今後も長距離輸送が一定量残るかもしれへんってことやな。船の拘束時間長いままやったら、洋上在庫も増えたままやし。

 

テルヤン:せやから、この秋に出てくるデータが重要なんや。7月の稼働率とか、7-9月期のナフサ価格とか、そこで今後の方向性が見えてくるんやて。

 

カズキ:物流業界としては、資材コスト上昇を前提に契約見直したり、新しい調達ルートに対応した倉庫配置考えたりせなあかんってことやな。しっかり情報追わんと、気づいたら時代に置いてかれるで!

 

テルヤン:ほんまやな。コンプライアンス守りながら、現場も賢く動かなアカン時代や。みんなで情報共有して乗り切ろうや!

 

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