健康経営に力を入れている運送会社が集まる「トラック合同安全衛生委員会」はこのほど、都内で災害時の「連携事業継続力強化計画策定」をテーマにした勉強会の第1回を開催した。

同委員会は、「目指せ100年企業! 会社と社員を豊かに健康にする」をテーマに現在9社の運送企業が参画し、シェアリング産業医と共に会社と社員の健康を考える目的で、健康経営をコンサルティングする及川健康管理士事務所(及川寿彦社長、東京都江東区)が運営している。

今回、運送会社からはサイショウ.エクスプレス(齋藤敦士社長、同江東区)、丸橋運送店(髙橋伸明社長、同江戸川区)、フコックス(鎮目隆雄社長、同江東区)、東都配送(村上益夫社長、同港区)の4社が集まった。

サイショウ.エクスプレスの齋藤社長は、「先の見えない世の中だが、委員会の皆さんと手を取り合い共に生きていこうというなかで、いつ発生するか分からない災害について知識を深めたい。学びと気づきを得て帰ってもらいたい」とあいさつ。

今回の勉強会では、講師として中小企業基盤整備機構支援推進課の佐藤誠吾アドバイザーが登壇。「連携事業継続力強化計画」の申請についてや、災害リスクの確認、過去の災害として地震水害、富士山噴火などについても振り返った。

同会はワークショップ形式で進み、災害時の行動について案を出し合い、お互いの認識を改めて共有することで、会社に現状足りない点など新たな気づきを得た。

今回の内容を踏まえて確認事項を各自が持ち帰り、次回内容につなげていくとしている。