ドライバーの仕事をしていると、肉体的にも精神的にもストレスが重く、仕事へのモチベーションが下がることや注意力が散漫になり、事故を起こしそうになるなど、怖い思いをした経験はありませんか。 日頃は穏便な方が、運転中にイライラしてしまうのもストレスの現れです。 この記事では、運転のパフォーマンス向上にも役立つ、ストレス対策に効果的なドライバー向け食事法についてご紹介しますので、日頃の食生活管理にお役立てください。 目次 食事とストレス管理 脳のエネルギー源となるぶどう糖 筋肉を作り癒すタンパク質 ビタミンやミネラル 体の巡りをスムーズにしてくれる食物繊維 バランスの良い食事の摂り方 1日の中でバランスを保つ まとめ 食事とストレス管理 ストレスは精神的なものだし、食事と関係あるのだろうかと思われるかもしれません。 ですが、食事の内容は肉体的なストレスにも精神的なストレスにも大きく影響します。 人間の体は食べたものから作られているだけでなく、日々体を動かすことやストレスもコントロールする脳が正常に機能するためにも、食事から取るエネルギーや栄養素が欠かせないためです。 脳のエネルギー源となるぶどう糖 脳は体のあらゆる機能をつかさどる司令塔です。 脳が正常に動かないと体が適切に維持されず、動くこともしっかり眠ることもできなくなります。 イライラなど感情のコントロールも脳が制御しているので、ストレスを発散するためやうまくコントロールするためにも脳の働きが影響しています。 脳のエネルギー源となるのはぶどう糖です。 近年は、糖質制限によるダイエットや血糖値を上げないことが生活習慣病予防につながるなどとして炭水化物を控える方が増えていますが、過度に控えるのは避けましょう。 なぜなら、脳が働けなくなり、ボーッとすることや低血糖でめまいを起こすようなリスクもあるからです。 特にドライバーは安全運転のために注意力を常に保つことが必要です。 渋滞中や走行中のイライラを防止し、ストレスをコントロールするためにも炭水化物も適切に摂りましょう。 筋肉を作り癒すタンパク質 トラックドライバーは、トラックを運転するだけでなく、荷物の搬出入や積載などで筋肉も酷使します。 筋肉を作るのはもちろん、日々疲れた筋肉の疲労を癒すためにもタンパク質も欠かせません。 タンパク質補給にも役立つ牛乳をはじめとする乳製品には、骨を作るカルシウムをはじめ、精神を安定させるトリプトファンが含まれています。 トリプトファンは肉や魚、卵や大豆製品、バナナなどにも含まれていますので、乳製品が苦手な方は、こうした食品も積極的に摂るようにしましょう。 ビタミンやミネラル 体に入った栄素素を効率良くエネルギーに変え、肉体的、精神的なストレスの緩和や予防をするためには、ビタミン類やミネラル類の補給も欠かせません。 ビタミンやミネラルにはさまざまな種類がありますが、果物や野菜をはじめ、肉や魚、米などにも含まれています。 体の巡りをスムーズにしてくれる食物繊維 食物繊維は腸の働きを高めてくれ、食べ過ぎを防ぐ場合や生活習慣病予防にも必要なものです。 野菜や海藻類、果物などにも豊富に含まれていますので、積極的に摂りましょう。 ドライバーのお仕事を探してみる バランスの良い食事の摂り方 肉体的、精神的なストレスを溜めないこと、緩和すること、うまくコントロールするためには、上記のような栄養素をバランス良く摂ることが大切です。 もっとも、大きな悩みは、ドライバーの業務は不規則で、思った時間に食事が取れない場合やバランスの良い食事にありつけないこともあることです。 たとえば、大型トラックのドライバーの場合、駐車できる場所が限られる、食事を取りたくても、気軽に立ち寄れないという悩みを抱えています。 そのため、大型駐車場がある幹線道路沿いのコンビニやラーメン屋に立ち寄ることや道の駅や高速道路利用時ならサービスエリアやパーキングエリアなどがメインになります。 しかも、食べるより昼寝をする時間を優先させたい、道の駅やパーキングエリアなどにおける観光客向けの値段が高いフードコートの利用を避け、パンやおにぎりを買って車内で済ませる方も少なくありません。 さらに大変なのは、渋滞にはまってしまうと、食事休憩すら取れなくなることです。 いつ渋滞が解消されるかわからないうえ、到着時間に間に合わなくなると、休憩も取らず、車内で常備していた栄養補助食品や常温保存できるパンをかじっている方や手軽なお菓子で済ませる方もいます。 1日の中でバランスを保つ トラックドライバーは、渋滞などの影響で食事が満足に取れないことも多いので、1日の食事でバランスを保つようにしましょう。 朝はご飯に野菜たっぷりの味噌汁、タンパク質として卵と焼き魚にフルーツが理想です。 一人暮らしや共働きで食事の準備がままならない場合は、24時間営業の牛丼チェーン店などで朝定食を利用する方法もあります。 お昼はおにぎりやパンに加えて、野菜ジュースやヨーグルトなどをプラスしましょう。 小腹が空いたら、ビタミンやミネラルが豊富なナッツ類をつまむことや気分もリフレッシュできるビタミンたっぷりの果汁100%ジュースがおすすめです。 夜は筋肉の疲労を癒し、体作りにも欠かせないタンパク質を中心に、翌日に備え、消化のいい食事を心がけましょう。 野菜と肉、豆腐を煮込んだ肉豆腐や肉じゃが、野菜たっぷりの味噌汁にご飯などが良いでしょう。 ドライバーのお仕事を探してみる まとめ ストレス対策に効果的な運転のパフォーマンス向上させるドライバー向け食事法として、肉体的、精神的ストレスの緩和やコントロールに役立つ栄養素をバランス良く摂ることが大切です。 1日のうちでバランス良く食事を取るようにしましょう。 ドライバーのお仕事を探してみる オススメ記事 知ってる?「女性ドライバー応援企業」認定制度 長距離バスドライバーはどんな仕事!?魅力や注意点を解説 運行管理の仕事の内容やメリットについてご紹介 配車の仕事と求められるスキルや向いている人について