静岡ト協青年部会(遠藤一郎部会長、中駿自動車運送)は7月21日、熱海市へ義援金15万円を寄贈した。

これは7月に発生した土石流災害へ対するもので、災害地から距離が近いエリア(裾野市)に自社を構える遠藤部会長の発案が起点。実施には、時間をかけてはどうかという意見もあったが、「こういうことは、スピード感が大切」との考えから、短期間での実現となった。

同日、取材に応じた遠藤部会長は所感を述べ、「部会の取り組みがきっかけとなって、他団体や周囲が続いてくれるような展開となれば嬉しい」と自らの思いに言及。加えて、「今回は義援金の形をとったが、この先も違う角度からの協力を検討していきたい」とさらなる支援へ積極的な姿勢を見せた。

一方で、同部会の遠藤太朗副部会長(興津貨物自動車運輸)は「早くアクションを起こせたことで『トラック協会』としての印象も残りやすくなる。いい流れにつながるよう期待したい」とコメント。また、高取慶副部会長(北信)は、「新体制となっての第一歩が良い形でふみ出せた印象。今後もこうした事業を通じて、お役に立てるような活動をすすめられるよう努めたい」と語って、一連の動きに前向きな見解を示した。