新入社員の達子(たつこ)と先輩達による日常時々非日常な微コメディ漫画、元気いっぱいに連載中☆

第175話

早めの点灯を

第176話

よそ見…するな…

はみだしッ!ドラ日和
冬の夜道
タツコ
いやぁホント冬場って日が落ちるの早いから!
いつもの道をいつもの感覚で通ると思わぬ落とし穴が…っていうね!
ママやん
どうしたの?なんか事故やっちゃった?
タツコ
いえ、もう単純に危ないなぁっていう話です!
ママやん
あらそう?いつになく興奮してるご様子だけど?
タツコ
なんも無いっス!大丈夫っす!
ママやん
ふーん…。
タツコ
…。
ママやん
…。
タツコ
ママやんさんちょっと聞いてくださいよ〜!
ママやん
やっぱり、何かあるじゃないの!(笑)
タツコ
小学生の子らの下校時間なんかでも冬場だと暗くなってるワケじゃないですか。
目を凝らして注意して運転してたんですよ。
ママやん
良い心がけじゃないの。
タツコ
そしたら今日は案の定、見えづらい場所に二人組の小学生がいて、事なきを得たというかですね…
ママやん
おぉ〜…ちゃんと注意しててよかったじゃないの
タツコ
なんかコッチ向かって喋ってると思って近づいて窓開けたら…
ママやん
どしたどした?
タツコ
子供が運転してる〜って言われたんですよ!
ママやん
ダハハハハハハハ!!!
タツコ
このガキ〜!って文句言ったら、よそ見すんな〜って返されて…
もうグウの音も出ねぇ〜っ!!チキショーっ!
ママやん
なんっちゅうか…そんなド正論返されちゃうと確かに(笑)
タツコ
プライベートで見つけたらおしりぺんぺんの刑じゃ!
ママやん
だめよ!そんなことしたら、アンタがホントの刑罰を喰らうわよ!
タツコ
ヂギジョーッ!!!!!!!!

解説


トラックドライバー必読!冬の夜道で気をつけること

冬の夜道は美しくもあり、ちょっぴり手ごわい存在。夕方からの走行では、気温が下がり、視界が暗くなることで、普段の運転が一段と注意深いものになります。
今回は、冬の夜道を走るトラックドライバーの皆さんに向けて、安心して走行するためのポイントを楽しくお届けします。


1. 日照時間の短さがもたらす視界の悪化

冬は日照時間が短く、夕方の走行中でもあっという間に暗くなってしまいます。 さらに、曇り空や雪による白っぽい光が視界を遮ることもあり、見通しが悪くなるケースが増えます。
都心部では、街灯やネオンの反射が視界を混乱させる原因になることも。特に雨で路面が濡れている場合は、ヘッドライトの光が乱反射し、対向車や歩行者が見えにくくなる危険性があります。

  • 対策:
    1. ヘッドライトやフォグランプの早めの点灯を習慣づける。

    2. 対向車への配慮としてロービームを使いながら、自車の視認性を確保。

    3. サイドミラーやフロントガラスの汚れをこまめにチェックし、クリアな視界を維持。

視界の確保は事故防止の第一歩。薄暗い中での小さな努力が、大きな安全につながります。


2. 気温0℃の罠:ブラックアイスバーンにご注意!

「路面が濡れているな」と思っていたら、実はツルツルのブラックアイスバーンだった!なんて経験、ありませんか?
ブラックアイスバーンは、一見すると濡れたアスファルトに見えますが、実際は薄い氷の層ができている危険な状態です。 特に夕方から深夜にかけて気温が急激に下がる冬の夜道では要注意。

  • 対策:
    1. 橋の上や日陰部分では特に減速。

    2. 急なハンドル操作やブレーキを避ける。

    3. スタッドレスタイヤがあっても過信しない。

安全運転は「自分が滑らない」だけでなく、「他の車が滑ったときにも対応できるように」する心構えが大切です。


3. 寒さに泣かされるワイパーとウィンドウ

冬の夜道で地味に厄介なのが、フロントガラスの凍結や曇り。
そして、気づいたらワイパーが動かなくなっている……そんな悲劇も。

  • 曇り対策

    エアコンをデフロスターに設定し、車内の湿度を下げる。外気導入モードにすることで効果的にガラスの曇りを取ることができます。

  • 凍結対策

    走行前にウィンドウウォッシャー液が寒冷地対応のものになっているか確認!また、寝る前にワイパーをガラスから浮かせておくだけでも、翌朝の準備がスムーズです。


4. 夜の訪問者:動物たちの飛び出し

冬の夜は、野生動物が活発になる時間帯でもあります。
山間部や田舎道を走行する場合、シカやタヌキが「いらっしゃい!」と飛び出してくることもしばしば。

  • 対策:
    1. ロービームとハイビームを上手に切り替え、視界を確保。

    2. 速度を抑え、突然の動物飛び出しにも対応できるように。

    3. クラクションやライトで早めに動物を察知させる。

動物との出会いはサプライズとして楽しみたいものですが、事故に繋がらないよう注意しましょう。


5. 都心部での冬の夜道

都心部の夜道は、独特のリスクが伴います。
道路に積もった雪や雨で濡れた路面がヘッドライトや街灯の光を反射し、目がくらむこともしばしば。
さらに、歩行者や自転車が急に飛び出してくることも多い環境です。

  • 対策:
    1. 低速走行を心がけ、視界を広く保つ。

    2. 横断歩道や交差点では特に慎重に。

    3. 歩行者や自転車の動きに注意を払い、急な飛び出しに備える。

都心部では特に注意深い運転が求められるため、気を引き締めて走行しましょう。


6. 眠気との戦いに一工夫

冬の夜は冷え込みが強くなるため、車内がポカポカしすぎて、ついウトウト……なんてことも。

  • 対策:
    1. 窓を少し開けて換気し、新鮮な空気を入れる。

    2. ガムを噛む、またはドリンクでリフレッシュ。

    3. 無理だと思ったら迷わず休憩を!

眠気が来たら「少し仮眠」という選択が、実は最も効率的な解決策だったりします。


7. ちょっと楽しい冬の夜道

厳しい冬の夜道でも、時には楽しむ心を忘れないことが大切。 例えば、静寂の中で煌めく星空や、ライトに照らされた雪景色は、一瞬の癒しを与えてくれるかもしれません。
また、トラックのキャビン内でお気に入りの音楽やポッドキャストを聴くのも良いリフレッシュ方法です。 「冬道は怖い」だけでなく、「冬道も悪くないな」と思えるような発見をしてみてください。


冬の夜道は、慎重さと楽しさをバランスよく

トラックドライバーにとって、冬の夜道は確かに厳しい場面もありますが、それ以上に特別な景色や経験を得られる場面でもあります。安全運転を心がけつつ、冬ならではの夜の魅力を楽しんでください。
皆さんが無事に目的地に到着し、素晴らしい冬を過ごせるようお祈りしています!


次回更新は1月28日更新予定! お楽しみに!