ドラ日和 -81-
新入社員の達子(たつこ)と先輩達による日常時々非日常な微コメディ漫画、元気いっぱいに連載中☆
第157話
第158話
まぁ仕方ないでしょ〜
みんなが使う道なんだから少しずつ劣化もするよ
アチシは絶対に宇宙人の仕業か何かだと思いますよ!
とりあえずモノを運ぶドライバーにとって道路のヘコミが重大な問題なのは確かね
荷物を傷つけないように運ばにゃならんのに
前走る車の挙動や…いつもの道なら雨の日の水の溜まり具合…
情報はいろんなところに溢れておるのじゃ…
お主はまだ鍛錬が足らん
アチシもっと鍛錬します!
あやつらは振動を抑えるのじゃ…
侮ってはならぬ…
日々修行じゃーッ!うぉぉーっ!
ちょっと心配になっちゃうわ…
解説
「道路上のへこみ」にどう対応する? 積荷を守るための走行術
トラックドライバーの皆さんが日々の業務で気を配る要素の一つに「道路の凹みや歪み」があります。特に重い荷物や壊れやすい積荷を運んでいる際、凹みにハンドルを取られたり、車体が揺れて積荷にダメージを与えたりするのは避けたいところです。今回は、道路の凹みによるトラブルを最小限に抑え、積荷を安全に届けるためのポイントと工夫をご紹介します。
凹みを見極める観察力を鍛える
道路の凹みや段差は、目視で確認することが基本です。
日差しや夜間のライトの具合で、アスファルトの状態が見えにくい場合もありますが、次のような方法で観察力を鍛えましょう。
- 影や水たまりを目安にする:
影が深い場所や水がたまりやすい箇所は凹んでいる可能性が高いです。雨天後は凹みが一層わかりやすくなります。
- 前方の車の動きを参考にする:
前方車両が大きく揺れた場合、その場所には凹みや段差がある可能性が高いです。
- ルート情報の収集:
同じエリアを頻繁に走るなら、ルート上の凹みや段差を覚え、事前に注意するようにしましょう。
スピードの調整で揺れを抑える
道路の凹みを避けられない場合、スピードの調整が鍵です。
積荷に過度な衝撃が伝わらないようにするため、以下の点を意識してみましょう。
- 減速して揺れを和らげる:
凹みや段差があるとわかった場合は、直前でスピードを落としましょう。ゆっくりと通過することで、積荷にかかる衝撃を最小限に抑えられます。
- 一定の速度を保つ:
逆に、スピードを急に落とすと積荷が揺れる原因になる場合もあります。可能であれば、緩やかにスピードを調整することで、より安定した走行が可能です。
エアサスペンションの調整やタイヤの点検
エアサスペンションやタイヤの状態も、道路の凹みによる衝撃を緩和する要素の一つです。
特に、以下の点を定期的に確認しましょう。
- エアサスペンションの調整:
多くのトラックにはエアサスペンションが装備されており、荷重に合わせて調整することで、衝撃を吸収しやすくなります。積荷が重い場合はやや柔らかめにするなど、荷物に合わせた設定を行いましょう。
- タイヤの空気圧チェック:
適正な空気圧は、走行中の衝撃を吸収する効果があります。空気圧が低すぎると衝撃が直接荷物に伝わりやすくなるため、定期的なチェックを心がけてください。
走行ルートの事前確認と柔軟な変更
繁忙期や悪天候で道路の凹みが悪化するケースも少なくありません。
出発前のルート確認と、柔軟なルート変更の準備も大切です。
- 道路状況の事前調査:
道路工事や交通規制の情報を確認することで、凹みが多いルートを避けることができます。定期的に利用する道なら、ルート全体の状態を把握し、必要に応じて変更しましょう。
- ナビの活用:
最新のナビゲーションシステムには、凹みや工事情報がリアルタイムで表示されるものもあります。特に不慣れなエリアを走行する場合には、こうした情報を活用することで、凹みを避けやすくなります。
まとめ
道路の凹みは、トラックドライバーにとって無視できない走行上の障害です。しかし、観察力を高め、スピード調整や車両の状態を最適化することで、積荷を守りつつ安全に配送することが可能になります。日々の工夫と経験を積み重ね、道路の凹みに負けない安全走行を目指しましょう。
次回更新は11月19日更新予定! お楽しみに!
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