6月にオープンした拓洋(鈴木裕司社長、埼玉県八潮市)の越谷共配センターは、越谷レイクタウンに隣接している「流通業務地区」という立地にあり、敷地面積1万2999平方mの中に、延べ床面積3万1550平方mの建物が建っている。首都圏へすぐにアクセスできるという利点がある。流通業務地区は、外環道、東北道、常磐道、国道4号などの大動脈が隣接する物流の拠点となっており、多くの運送・物流事業者が拠点を構えている。

越谷共配センターでは現在、食品メーカーの荷物を多く扱っている。同センターはまた、施設づくりにもこだわりをみせる。ウイング車解放時でも接しないよう、入口シャッター有効高を5.2m確保し、バースも1階と2階の2か所に設置している。さらに、作業員が作業しやすいよう、空調設備も採り入れるとともに、現場で働く従業員が休憩時にくつろげるカフェテリアも設け、アメニティを充実させたという。

同社の物流事業本部の山口智之本部長と、小林悠理乃氏は「立地の利点に加え、様々な工夫をこらした施設」だとし、「今後は、企業内の保育園など、働く人の働きやすい職場を目指していきたい」と口をそろえている。

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