全ト協海コン部会(藤木幸二部会長)は7月4日、ロイヤルパインズホテル浦和(さいたま市浦和区)で「第66回海上コンテナ部会総会」を開催した。

 

穐山正明副部会長の開会挨拶に続き、藤木部会長があいさつ。藤木部会長は、労働時間の問題において、内陸と港湾エリアの事業者の条件が違いすぎる点や一般貨物自動車運送事業者が港湾運送事業エリアで仕事ができてしまう問題点等を挙げながらも、2024年問題はチャンスとした上で、「将来的に、運搬と積み下ろしの役割を地域ごとに分けることも必要なのではないか」と述べた。

令和5年度事業報告ならびに同6年度事業計画や同6・7年度の受益者負担金及び都度徴収予定額、次回総会の開催地について審議、議案通り承認した。

役員の一部改選では、福岡淳一副部会長が退任、新たに宮治豊氏(日本コンテナ輸送相談役)が副部会長に就任した。

続いて、「国際海上コンテナ陸上輸送における2024年問題をどう乗り切るか」をテーマにパネルディスカッションが行われた。パネリストには行政からは国交省物流・自動車局と港湾局、港湾地域事業者から東ト協海コン専門部会として福岡淳一前部会長、内陸地域事業者から栃ト協海コン部会の土屋光生部会長、ドライバーの代表としてエスティーアール(穐山千寿弥社長、埼玉県上尾市)輸送部の小山武彦部長が登壇、各立場からの現状を話し、議論した。

最後の懇親会では、参加者は積極的な意見交換を行い、親睦を深めた。