岐阜梱包(堀部友里社長、岐阜県揖斐郡大野町)はこのほど、日貨協連による中継輸送の実証実験に参加し、岐阜―福岡間の輸送を通じてその可能性を高める動きに協力した。

これは岐阜梱包が以前から運んでいた同区間の荷物を九州の事業者が協力することで実現したもので、通常は高速道路を使用して片道9時間半ほどかけて走行していた道のりを、中継ポイントとして設定した岡山県までのおよそ4時間半にまで短縮。中継ポイントで荷物を福岡側の事業者と交換してUターン輸送を実施する流れで、これによって担当ドライバーの拘束時間と労働負担を大幅に低減できた。

参加した岐阜梱包のドライバーはやはりその二点について効果を実感したということで、「中継輸送に賛同する企業が増えれば良い」とコメント。また取材に応じた堀部社長は「今後ドライバーを確保していくためにも有効で、その重要性を強く感じた」と前向きな姿勢を示し、関連のプラットフォーム展開や環境整備の推進といった部分に関してもその必要性に言及した。

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