第254回:令和時代の運送業経営 管理職編(52)
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【管理職編】52
「コロナ禍で頑張る運送業経営者を応援します!」というシリーズで新型コロナウイルス影響の下で「令和」時代の運送業経営者が進むべき方向性、知っておくべき人事労務関連の知識・情報をお伝えしています。
今号から「管理職」をテーマに求められる役割、責任等に関し解説してまいります。(その1)
1.所長・管理職の役割
運送業における所長・管理職は「重要で難しい」職種と言えます。
営業所が複数ある会社においては「所長」が営業所トップとして会社の看板的な役割を担い、運行管理や点呼・点検、教育、巡回監査への対応、事故発生時の対応等も任されるため非常に多忙です。
特に突発的な事故・クレーム発生等の場合には緊急的な対応が必要になることも多くなります。
全てが重要かつ必要な業務であり、事故等問題発生時には会社の信用失墜に直結することとなります。
2.所長・管理職の実態
重要な業務を担う所長・管理職ですが、その実態としては「何でも屋」であり「売り上げを伸ばさない」間接人員であるため、現場のドライバーからは「煙たがれる」存在となっていることが多いです。
管理を嫌う一匹狼的なドライバーからすると「うるさい」存在であること、現場での発言力があまりないことが多いのが実情です。
2024年問題への対応等でドライバー管理、運行管理が求められる時代になってきており、所長・管理職に求められる役割も高度化していくことが想定されています。
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