澁澤倉庫(大隅毅社長、東京都江東区)はこのほど、栃木県芳賀工業団地内にある栃木営業所敷地内に危険品倉庫2棟を新たに建設すると発表した。神戸港新港地区における2棟(総延べ床面積1475平方m)および大阪府茨木市における1棟(延べ床面積795平方m)に続く、3件目の危険品倉庫建設計画となる。

同社の長期ビジョン「Shibusawa 2030ビジョン」に掲げる「物流事業の競争力強化とサービス領域の拡大」に向け、近年増加している危険品の保管需要に応えようと、新設を決定した。

同社によると、倉庫は鉄骨造りで、延べ床面積は2棟ともに997平方m。着工は2024年2月、竣工は同年9月を予定している。

新設倉庫2棟のうち1棟は、危険品倉庫では希少となる定温倉庫とし、温度管理が必要な危険物商品の取り扱いが可能となる。倉庫内には全自動ラックを導入し、保管効率の向上とともに、作業の効率化・省人化を実現。労働力不足の中にあっても稼働できるサステナブルな倉庫となる。

◎関連リンク→ 澁澤倉庫株式会社