サーラ物流(宮澤光社長、愛知県豊川市)はこのほど、2024年問題の解決に取り組むスタートアップ企業であるスペース(村井美映社長、愛知県蒲郡市)に対し、JーKISS型新株予約権方式による出資を実施した。

スペースは「最高な働き方で最高な運送を」をビジョンに掲げ、トラック運送における独自の中継輸送マッチングサービス「ドラ基地」を開発。サーラ物流では同サービスの展開に向けて昨年より運用上の助言や実証実験における拠点の提供といった協業や支援を行ってきたが、自社テーマである「共創」に基づく社会貢献への意識に加え、関東―関西の中間に位置する地域特性を活かした発展的サービスの構築を目指したいとする考えもあり今回の動きを実現。9月1日には宮澤社長、村井社長が出席した調印式が行われた。

取材に応じた宮澤社長は一連の流れにふれ、「2024問題と向き合うなかで『ドラ基地』は自前のインフラに乏しい中小の運送事業者にとっての好材料となる」とその考えに言及。働き方改革への対応等で人や荷物の動きが大きく変わりゆく今後の運送業界や社会における有効なプラットフォームとして、その展開に期待を寄せている。

 

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