東証一部上場企業のユニオンツールが生体センサ関連製品として「心電図読影サービスシステム」の提供を開始した。これは、同社製の携帯型心電計により心電図測定を事業所内で行い、その心電図の読影を専門医が行うという心電図の簡易スクリーニング検査システム。簡易スクリーニング検査用の心電図測定にかかる時間は1回わずか40秒と、出発前の点呼時に取り入れることも難しくない。多忙で通院する時間が取りにくかったり、病院に行きたがらない社員、コロナ禍で診察の予約が取りづらい状況下でも、事業所内でデータが取れるため、不安を抱えたままで長らく乗務を続けるような環境は改善できる。

トラックドライバーは心身のストレスが多く、心不全など心疾患の発症者も少なくはなく、脳疾患よりも業務中の発症件数は多いという。その潜在的な心疾患を引き起こす可能性の有無を、発症前に洗い出すのが「心電図読影サービスシステム」である。同社では「このシステムで専門医からより詳しい検査や治療が必要と早期発見されれば、その後の人生のダメージも少なくて済む可能性が高くなる。結果、健康起因事故の防止、社員およびその家族の安心感と会社への信用増にも繋がり、人材確保と定着にも繋がっていく」と説明。

同社は、より安心・安全・エコな社会をICTの積極的な利用で実現を目指す「運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)」にも加入し、テクノロジーを活用して職場環境の改善に注力している。

現在、専門医への読影依頼が1社最大50回可能な、1か月間の無料トライアル企業も募集中。トライアルの詳細問合せ、申し込みはTDBC事務局経由で、ユニオンツールまで。

◎関連リンク→ ユニオンツール株式会社