各地で児童、生徒を対象にした交通安全教室が企業、業界団体によって行われているが、山口ト協(喜多村誠会長)では小学校での授業を10年近く続けている。警察や自治体などと連携し、平成25年からこれまでに県内の8校で同教室を開講してきた。

昨年はコロナ禍で見送られたが、今年は2年ぶりに宇部市立厚東小学校で開講。全校児童62人が、物流やトラックの特性、交通ルールを2時間じっくりと学んだ。

体育館での「トラックの物流教室」では、先生役の井町嘉助・青年部会長(萩開発生コン取締役)が、緑ナンバーと白ナンバーの違いをはじめ、トラック輸送の役割と大切さを説明した。

グラウンドでの体験教室では、山口県貨物倉庫と柏原物流の中型トラックを使い、児童が視野・死角を体験。また左折時の巻き込みを再現し、その危険性を学んだ。

トラックを近くで見るのは初めてという児童も多く、「大きいね」と驚きながらも、熱心にトラックの特性を勉強していた。終わりに井町部会長が児童の代表に鉛筆セットを贈呈。記念品として全児童に配られた。

◎関連リンク→ 一般社団法人山口県トラック協会