オープンロジ(東京都豊島区)はこのほど、「倉庫メンバーシッププログラム」を開始した。倉庫事業者なら無料で登録できる同プログラムは、EC物流ノウハウの提供や庫内レイアウト・オペレーションが学べる倉庫ツアー、案件紹介、資材販売など、提供されるサービスは多岐にわたる。同社の相澤景介氏は、「パートナー倉庫の見学ツアーや提携人材サービスの紹介など、本格的にEC物流を始める前の準備として活用いただける」とし、「ECに興味はあるがノウハウもシステムもないという倉庫事業者さんが、当プログラムでEC物流に参入できた事例もある」と胸を張る。

人材サービスでは、スキマバイトアプリ「タイミー」を運営するタイミー(同渋谷区)、単発バイト「スキマワークス」を運営するスキマワークス(同港区)と提携。「『翌日の案件でもすぐ埋まる』『一度来てくれたスタッフに再度声かけできる』など、倉庫側が主体的にスタッフを選定できる点も好評」だという。

これらの人材サービスは、「無断欠勤は一発アウトなど、評価制度も充実しており、人材の質の担保につながっている」とも。また、「ギグワーカーは『土日に副業として働きたい』といった需要がある。倉庫にありがちな『休み明けの月曜に稼働が大きくなる』といった波動に、『曜日固定で働きたい』層などが対応でき、需要と供給がマッチしているのでは」と分析する。

オープンロジのシステムについて、「越境ECでも負担や手間がなく始められる」と語る相澤氏。「今後も、全国の倉庫のネットワーク化を強化して、生産性の向上を図ることで、日本全体の生産性の向上につなげていきたい」と熱く語った。

 

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