全国60拠点と6つの事業基盤を持つロジクエスト(東京都千代田区)では、イギリスの男性服ブランド「Universal Works」とのユニフォームプロジェクト協業5周年を記念し、ショートムービー「Pass the batton.繋ぐ。」を公開している。ロンドンを舞台に、荷物が複数のキャリアを介して納品される様子をUniversal Worksの世界観で映像化した。海外への事業展開など将来ロジクエストが取り得る可能性のある選択肢を発信している。

 

「Universal Works」にデザインを依頼したユニフォームが登場したのは2017年12月。基本パターンとなるジッパータイプの上着は、軽貨物ドライバーやバイク便ライダーが中心に着用。公共交通機関で配送を行うハンドキャリアーや医療医薬品関連の配送業務などでの着用を想定したジャケットタイプも準備している。

 

2009年にUniversal Worksを立ち上げたデザイナーのDavid Keyte氏は、Paul SmithやMargaret Howellなどの有名ブランドで生産や企画を担当した実績を持つ。「本来被服の持つ『着る喜び』の要素を含むユニフォームを」というプロジクエストの思いに同氏が共感したことから、プロジェクトが実現した。

 

ユニフォームは耐久性やコストが重要視される傾向があるが、パートナーに愛着を持って着て欲しいという思いも込められている。

 

営業企画本部デジタル戦略部の桑水流崇部長は「荷物を受け取るお客様への安心感や、物流を担うパートナーが誇りを持ち仕事に励むきっかけになればと思い製作されたユニフォームは、パートナーエンゲージメントの向上を図るうえで重要なアイテム。機能性のなかにスタイリッシュさを感じさせるジャケットやズボンは若い世代だけでなく、中高年のドライバーにも好評」と話す。

 

今回、新たなコラボレーションとしてgraf lantzのオーバーマスクとNEW ERAのキャップが登場。マスクは不織布マスクの飛沫拡散防止を高めるオーバーマスク仕様で、ゴム製アジャスターでそれぞれの顔にフィットする長さに調節可能。キャップは帽子の定番として有名なNEW ERAとのコラボレーションが実現し、9FIFTYのメッシュ仕様をベースとしている。若年のドライバーパートナー候補者層との接点創出や、既存のドライバーパートナーのさらなるエンゲージメント強化を目的としている。

 

桑水流部長は「一般宅で荷物を届ける際に、インターホンのモニターに映るのは大部分が顔の周辺。その部分の身だしなみとして2アイテムを新たに追加した。ユニフォームが、誇りを持って仕事に励んでもらえるきっかけになれば」と話した。

 

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