日本自動車ターミナル(JMT、藤田裕司社長、東京都千代田区)は2022年1月から建設していた板橋トラックターミナル(板橋区高島平)内の「JMT板橋新1・2・5・6号棟(東棟)」が完成、4月25日に竣工式を執り行った。

 

竣工式であいさつした藤田社長は「このたび、竣工したこの施設をご利用いただく皆様の機能向上をめざして建設した」とし、「車両の動線をより良く確保するために柱の数を最小限にして、柱の位置もホームに近づけ、接車部分にはシャッターを設置するなど利便性の高い施設とした」と説明。

 

さらに「この施設は最終的な形として隣接する2棟目のバース専用施設と連結させ、事業者間の連携率も高める。この施設は荷捌き施設の先駆けとなる旗艦施設」と述べた。

今回完成した地上階の1・2号棟と、その上層階5・6号棟全体を「東棟」とし、間もなく建設が開始する2棟目のバース専用施設は、3・4・7・8号棟の「西棟」として2025年春の竣工を目指す。

来賓では板橋区の坂本健区長やテナント各企業の代表も参列。乾杯の音頭をとった第一貨物の米田総一郎社長は「新施設は柱の数が少なく、我々特別積合貨物運送事業者にとって大変ありがたい。ドライバー採用や定着率の向上に大いに資すると期待する」と祝辞を述べた。

 

◎関連リンク→ 日本自動車ターミナル株式会社