食材とレシピをセットにした「ミールキット」の宅配サービスを提供するヨシケイは全国に65のFCを持つグループ会社で、統括本部のヨシケイ開発(井野口雄一社長、静岡県静岡市)が、メニュー作成や商品開発を行っている。

ヨシケイグループの事業を行うための「要」であり、主役は、営業と配達業務を行っているセールスドライバーで、初期の頃から積極的に女性を起用していたこともあって、女性がメインとなって活躍している。

広報プロモーション部課長の永井久美子さんは「当社のセールスドライバーは基本的に正社員で雇用しており、セールスドライバー上がりの女性管理職も多い」とし、「生活を優先した働き方ができるので、定着率も高い」という。

セールスドライバーは、全国に4100台あるスマイリー号(軽商用自動車)で、それぞれ担当エリアの営業と配達業務を行っている。同グループでは現在、コロナ禍で業績が拡大したため、セールスドライバーの確保が喫緊の課題となっている。

 

広報プロモーション部の西山昴平氏は「当社のサービスは受注生産で対応しているので、在庫ロスが発生しない。また、週5で注文してくれる利用者が多く、配達ルートが固定されているため、物流を効率化しやすい」と話す。

また、「ミールキットの宅配用ボックスを耐久性のあるエペランボックスに変更した際に、ボックスサイズを車両の荷台に合わせて設計したため、一度に80から100箱積み込んで配達できるようになった」とし、「効率化への取組みが進んでいる」とした。

在庫ロスが発生しないことと、物流の効率化が進んでいることが同社の強みとなっている。これにより利用者は、低価格で質の高いサービスを受けることができるほか、セールスドライバーにとっても、負担が減って働きやすくなっている。

同グループでは、フランチャイズの各現場がそれぞれにレベルの高い運営を行っているほか、本部が主役であるセールスドライバーの声を積極的に拾って、商品企画や広報活動に取り入れているため、効率よく効果のある事業運営ができているとしている。

 

◎関連リンク→ ヨシケイ開発株式会社