M.S.C輸送 ランドピアの「車検対応型トレーラーハウス」導入
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Image: weekly-net.co.jp
ランドピア(吉田篤司社長、東京都中央区)は6月28日、同社が製造・販売する「車検対応型トレーラーハウスSP―120」をM.S.C輸送(静岡県磐田市)の愛知支店(愛知県安城市)が事務所兼従業員の休憩所として導入したと発表。
これまで車両保管場所が市街化調整区域のため事務所を併設できなかった同支店では、片道9kmを乗務前点検と点呼のためにドライバーが往復する必要があったという。同社では今回の導入で、往復18kmの移動にかかる時間やコストの削減を実現している。
「車検対応型トレーラーハウス」は、車検を取得した法律上の自動車。いつでも移動できるよう、工具を使用せずに電気、ガス、水道、電話などのライフライン設備の着脱ができる状態にしておくことなど一定の条件を満たす場合には、法律上の建築物ではなく、車両として取り扱われる。このため、建築確認申請が不要で、市街化調整区域でも営業所認可が取得できるという。
ランドピアでは、2018年から同トレーラーハウスの販売を積極的に展開。これまでに全国約60か所で導入されている。
M.S.C輸送の松山佳正社長は、「導入の一番の目的は業務の効率化だったが、トレーラーハウスは休憩所としても活用できるため、従業員同士のコミュニケーションが活性化することにも期待している。メンタルケアも含めた従業員の健康管理は非常に大切で、コミュニケーションが増えることで、より働きやすい環境になるのではないか」と説明。「中部エリアは運送事業者が多く、ドライバーの確保が難しい地域だが、トレーラーハウスが働きやすさの向上につながり、さらには採用増につながることを期待している」という。
◎関連リンク→ 株式会社ランドピア
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