第68回:異常気象時の運行は単独で判断しない
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皆さんこんにちは、日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長の上西一美です。年明け早々、関東地方を中心に雪が積もり、各地で渋滞や事故が多発しました。この時期から、このような異常気象による被害などが多発します。
ここで注意していただきたいのが、運行管理者として、運行を継続するかどうかの判断です。私はタクシー会社出身ですので、雪などの異常気象の場合は、全車帰庫させていました。しかし、運送業界では、荷主様との関係もあり、そう簡単に同じ指示をするわけにはいかないと思います。

まず運転者に伝えて欲しいことは、運転者単独で判断しないことです。異常気象の場合は、運転者が冷静な判断ができず、運行を継続し、取り返しのつかない事態に巻き込まれることが多いのです。そこで、少しでも客観的な判断をしてもらえるように、同僚や運行管理者に、とにかく相談するということを伝えてください。
その上で、運行管理者として運行継続が難しいと判断した場合は、勇気を持って取りやめる決断をしてください。
また、異常気象時に運行する場合、車内の携行品も確認しておく必要があります。タイヤチェーンはもちろんですが、非常食や簡易トイレ、運転者に対しては、燃料を常に満タンに近い状態にしておくなど、必ず運転者と確認しておいてください。
いずれにしても、運転者だけではなく、会社と連携を取り、不幸な事故に運転者が遭わないような対策を取って下さい。
※本記事の一部はAIによって生成・編集されています。内容については十分確認しておりますが、情報の正確性・最新性については保証いたしかねますので、最終的な判断はご自身の責任にてお願いいたします。
