ユニフォームは、会社として一体感を出す目的としての側面もあるが、事業者が導入するユニフォームには、同時に、動きやすさやデザイン性、そして会社のカラーなど、各社がそれぞれ大切にしているポイントがある。今回は、作業着の販売・開発で知られているワークマンで、製品開発に携わる林邦彦氏と広報部の鈴木悠耶氏に、ユニフォームの流行や同社製品の売れ筋、物流業におすすめの製品について聞いた。

林氏は製品開発部第1部チーフバイヤー(ワーク&アウトドア)として、つなぎやニッカポッカなど作業服を手掛ける。

同氏は、ユニフォームの流行について、物流だけではなく建設現場など全産業、そして個人購入を通して、「ゆったりしたシルエットのものが主流で、ニッカポッカなどのザ・作業着には根強い人気がある」としつつも、「ここ数年は、私服のデザインを採り入れた細身でカジュアルなデザインも勢力を伸ばしている」と話す。

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ワークマンでは、業種、現場を特定せずに商品をリリースするため、多くの現場で使用できる機能性の高い製品を提供している。そして、機能性を追求する中で、伸縮性の高い生地の採用や曲線を意識した縫製の技術が生まれ、スポーティなデザインのまま、動きやすい作業着を提供できるようになったのだという。

寒さの厳しい冬に物流業におすすめの商品は、ダブルフラップという冬物シリーズ。同氏は「物流業におすすめの商品。防寒なのはもちろんのこと、洗濯機で洗え、値段もリーズナブルに抑えている」とポイントを説明する。

 

また「フュージョンダウン」という製品は、自己修復するリペアテック(REPAIR―TECH)という特殊製法が施された生地を採用、針の突き刺しなどによってできる穴を自己修復できるという。そのため縫い目から暖かい空気が逃げないため、寒い現場におすすめだという。

 

ワークマンでは2021年12月に職人や現場のプロ向けの店舗である「WORKMAN Pro」を東京都板橋区にオープンした。

 

鈴木氏は「最近ではアウトドアやスポーツブランド展開も行っているが、職人や現場のプロがあってのワークマン。プロ向けのラインを大切にしたい」とし、今後もドライバーを含めた現場のプロのための製品を開発していくとしている。

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