コア(東京都世田谷区)は、「運行管理者の負担を減らす」をコンセプトに、クラウド型点呼システム「Cagou(カグー)IT点呼」を開発。点呼が集中する時間帯や深夜早朝でもスムーズに対応できるよう、運行管理者の作業をサポートする様々な機能を備えている。

 

同システムでは、ドライバーが報告内容を事前に仮登録でき、運行管理者側の入力の負担を軽減。点呼の所要時間を短縮できるため、結果的にドライバーのストレスも減らせる。

 

また、「転送点呼」機能も搭載。夜間は運行管理者がいる営業所に点呼業務を集約させるなど、人件費を削減できる。

 

ドライバー向けのスマホアプリは顔認証で、IDやパスワードは不要。対話式で答えていくだけで報告が完了するため、年齢問わず簡単に操作できる。

 

 

同システムを導入しているダイワ運輸(神戸市西区)の木村溶徹専務は、「以前は人数が多い営業所では5分程度の点呼を30名分、毎日行っていたが、システム化できたことで運行管理者の負荷が大幅に減った」と評価。「直感的な画面設計で、初めてでも迷うことなく操作できることも良かった」と語る。

 

利用料は毎月の点呼回数に応じた価格設定で、ドライバー40名規模で月額1万1500円(年間13万8000円)。

利用できるアルコールチェッカーはフィガロ技研の「Fugo Smart Bt」で、参考価格は3万2000円。

コアでは、「来期は乗務後自動点呼にもチャレンジしていく」としている。

◎関連リンク→ CagouIT点呼