ウエイト東海(片山和洋社長、愛知県大府市)は10月21日に名古屋市内のウインクあいちで行われた「ビジネスプラン発表会2021」へ参加し、同社で開発・展開するフォークリフト専用積荷落下防止装置「S・G・B(Safety Gate Box)」を発信した。

同イベントはあいち産業振興機構が東海三県(愛知・岐阜・三重)の中小企業支援機関と共同して開催する中小・小規模企業が有望なビジネスプランを発表する場で、今回はウエイト東海を含む12社がエントリー。「S・G・B」は2017年に考案され、荷物をボックス内へ置くとテコの原理で落下防止用ゲートが閉まる仕組みで、電源不要のため設置場所を選ばない。

2つにわかれた会場の一室でトップバッターとして登場した同社は「あなたの大切な人は安全な場所にいますか?」との問いで倉庫現場等におけるリスクとともに人命・荷物を守る意義について指摘。過去の災害時で見られた被害状況や国会での関連質疑、および自社で製作したミニチュアを使用した効果的な動画を交えながら「従業員と商品の安全確保」「震災対策・避難経路確保」「作業効率・転倒防止」「ランニングコストゼロ」をあげて「S・G・B」が災害から人と荷物を守る効果的なシステムである点に言及してリスクアセスメントの重要性を訴えた。

プレゼンを終えた片山社長は取材に応じ、「人や荷物を守る動きが結果的には企業や社会を守ることにつながる」とコメント。また「物流や物流現場の危機は自分たちの生活に強く関わっていると認識して、想像力を働かせてほしい。今日の発信がそのきっかけとなれば良い」と力を込めて自らの姿勢を示した。

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