ハピネット・ロジスティクスサービス(花岡信和社長、千葉県市川市)は、2022年から取り組んできた「折りたたみコンテナ(オリコン)」による納品を導入した取引先店舗数が、今年9月に700店舗を達成した。

22年7月、大阪近郊の9店舗で試験導入を開始し、取引先では段ボール納品と比較して開梱作業の手間が減り、廃材処理の削減にもつながるなど品出し作業の効率化に貢献している。

同社グループがオリコン納品を導入している4法人での店舗導入率は、関東・関西・中四国エリアでそれぞれ約70%、84%、67%に達している。24年度は、段ボール削減枚数が前年の約1.38倍となる16万8332枚に達した。

CO2排出量はオリコン納品を行わない場合と比較して約50%減少し、年間約122トンのCO2排出量削減につながり、これは約1万3600本のスギの木が1年間に吸収するCO2量に相当する。28年までに1200店舗への導入を目指している。