国内初となる画期的な物流サービスが誕生します。12月5日より、コンビニ大手のセブン‐イレブン・ジャパンと物流企業の京王運輸が手を組み、多摩都市モノレールを活用した新たな商品配送システムがスタートします。これまで道路交通に依存していた小売店舗への配送を、公共交通機関であるモノレールで行う試みは日本で初めての取り組みです。

 

あなたも利用しているかもしれない多摩地域のモノレール。この交通インフラが単なる人の移動手段から、商品の流れを支える重要な物流ルートへと変わります。配送担当者は高幡不動駅で商品を受け取り、沿線上にある6つのコンビニエンスストア（多摩センター、立川南、立川北、玉川上水、上北台の各駅構内店舗）へ、おにぎりやお弁当、サンドイッチなどの冷蔵品やフローズン商品を届けます。

 

「配送トラックの数を減らせないか」「ドライバーの働き方を改善できないか」といった物流業界の長年の課題に、この革新的な取り組みが一石を投じます。トラック台数の削減や効率的な配送ルートの実現により、ドライバーの労働環境改善だけでなく、環境への負担軽減にもつながるでしょう。二酸化炭素排出量を抑える持続可能な配送の仕組みとして、今後の発展が期待されています。このような交通インフラの新たな活用法は、私たちの暮らしや環境にどのような変化をもたらすのでしょうか？

 

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