住宅建築の物流効率化に新たな展開が登場しました。東京・新宿に拠点を置くホームエコ・ロジスティクスが提供する「JUCORE（ジュコア）物流」サービスが、これまでの新築物件だけでなく、リフォーム現場への配送にもサービス範囲を広げています。皆さんの住宅リノベーション計画にも影響するかもしれませんね。

 

このサービスの強みは何でしょうか？まず、小規模な配送拠点を戦略的に配置し、輸送距離の短縮化を実現。さらに異なるメーカーの資材を一度に届ける混載方式を採用し、トラックの積載効率を高めています。時間指定や上層階への搬入、不在時の置き配など、現場の多様なニーズに応える柔軟性も魅力です。

 

現在は首都圏と関西地域に限定されているサービスですが、今後は東海地方へ、そして2030年までには九州・福岡へと展開を計画中。さらに、メーカーから配送拠点までの長距離輸送も手がけることで、建材業界全体の物流をワンストップでカバーする構想を描いています。

 

住友林業が2010年4月に完全子会社として設立した同社。建築資材の配送において、環境負荷の低減とコスト効率化の両立を目指す取り組みは、住宅産業全体の課題解決に一石を投じるものといえるでしょう。あなたの次の住まいづくりやリフォームの際には、こうした物流の仕組みが、より効率的で環境に優しい建築を支えているかもしれません。

 

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