12月3日から6日にかけて東京ビッグサイトで開催される「2025国際ロボット展」に、スズキが革新的なロボット技術を出展することが発表された。同社は11月27日、この展示会への参加を正式に表明している。

 

会場では電動プラットフォーム「MITRA」が注目の的となりそうだ。この技術基盤は、さまざまな業界向けロボットの足回りとして機能し、パートナー企業の先端技術と組み合わせることで、農業から物流まで幅広い分野での活用が期待できるのではないだろうか。来場者は実際に過酷な地形を走破するデモンストレーションを体験できる機会も用意されている。

 

さらに目を引くのは「Blanc Robot」という新たなロボットプラットフォームだ。これはジムニーノマドのラダーフレームを応用し、厳しい環境でも高い走行性能を発揮する設計になっている。鉱山などの危険な現場向けモデルや、物流用途に特化したカスタマイズ可能な配送モデルなど、用途に合わせた展開が進められているようだ。

 

また、次世代インフラシステム「モビリティ連携基盤」も展示される。この技術は空間データをリアルタイムで活用し、インフラ側で自動走行を制御するという画期的なアプローチを採用している。現場のさまざまな課題を解決するための機能が豊富に備わっているとのことだ。

 

この展示会を通じて、スズキが単なる自動車メーカーを超え、社会課題を解決する技術提供企業として新たな一歩を踏み出す姿を見ることができるだろう。人手不足や業務効率化といった現代社会の課題に、どのようなソリューションを提案してくるのか、注目される展開となりそうだ。

 

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