パルライン相模青果センター 事業所と職員が障害者雇用優良表彰でW受賞
パルシステムグループの子会社であるパルライン(横山博志社長、東京都江東区)は令和7年度「障害者雇用優良事業所等表彰」で、相模青果センター(神奈川県愛甲郡愛川町)と同センターに勤務する職員が「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞」を受賞した。9月1日に横浜市内で行われた表彰式では、森本快所長と大橋有稀職員が表彰状を受け取った。
同表彰は、障がい者を積極的に多数雇用した事業所や模範的職業人として長期に勤続する優秀勤労障がい者に対し、その努力と功績を称えるもの。
障害者雇用率制度により、障がい者の法定雇用率は2.5%と定められているが、同センターは10.56%と高い。またセンターで働く13人の障がい者のうち、8人が勤続10年超となっている。
同センターには職場適応援助者「ジョブコーチ」を2人配置し、定期面談などにより、日常業務の内容や就労環境をフォローし、雇用定着を推進する。
と大橋職員(中央)-700x485.png)
また、入社前には本人の要望を聞き取り、職場見学や実習の際に適性を見極め、企業と本人双方が納得したうえで業務に配置している。日々の体調や気持ちの変化を把握するため、勤怠表などを運用し、コミュニケーションが不得手な職員でも不安や困りごとを確認できるよう工夫している。今回の表彰は、これらの取り組みが評価されたもの。
同社では現在、80人の障がい者が活躍しており、18人のジョブコーチが職場定着に尽力している。さらに、専門の研修を修了した社内資格の「ジョブサポーター」は180人以上が取得し、障がい者が安心して働ける職場づくりを目指している。
社会的包摂就労の考え方を重視する同社では、障がい者同様に長期無業の就労困難者、生活困窮者など多様な背景を持つ人たちの就労を受け入れ、職場全体で理解を深めて雇用定着を支援している。
◎関連リンク→ 株式会社パルライン
