トラック王国のリースバック「最短2週間で現金化」
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Image: weekly-net.co.jp
燃料費や人件費が上がり続けていることに加え、入金サイトの長さも課題として抱える運送事業者だが、突然の修繕や事故対応などで、突発的に資金ニーズが発生するケースもある。
こうした想定外への対応は、運送事業者の資金繰りにとって大きな課題と言えるが、融資はタイムラグがあり、急場をしのげないことも。トラックを売却すれば資金化できるが、稼働中の車両は手放すことは難しい。
そこで注目されているのが、トラックを売却して現金化しつつ、その後も継続してトラックを使用できる「リースバック」のサービスだ。
「トラック王国」を展開するトラックオーコク(津島一夫社長、東京都渋谷区)も、リースバック「ノリース」を展開。同社担当者は、「最短2週間で現金化でき、銀行融資よりも早い」と説明。「トラックを現金化することで、自己資本比率が改善するケースも多い。財務内容の見え方が改善されることで、金融機関からの評価が向上する可能性もある」と付け加える。
現金化した後は、月々のリース料が発生するが、「長期目線でも問題ないかを検討してほしいと促している」という。
同担当者は、「今後もあらゆる費用が上昇し、規制強化への対応などにもコストがかかっていく。そんななか、『今持っている資産を活かす』という発想で、経営に柔軟性を持たせることが重要だ」と語る。
同サービスは、2t以上のトラックなら全形状が対象。調達できる金額は保有車両や与信の状況によっても変わるため、同社担当者は、「個別相談は無料なので、気になったらぜひ相談してほしい」と呼びかけている。
◎関連リンク→ トラック王国ノリース