JPC ドライバー人材をミャンマーで育成
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Image: weekly-net.co.jp
JPC(藤原正幸社長、東京都江東区)は2003年に設立された、新車・中古車と自動車部品などの輸出販売業者。主な輸出先であるミャンマーでも会社を運営、整備工場も保有し、全寮制で現地の若者を受け入れ、整備士として育成も行っている。2023年にはミャンマーの法人で人材送り出し登録も認可され、日本へも整備業や介護業で人材の斡旋を実施している。
藤原社長は「ミャンマーの車関連会社が保有する土地に空きができたので、ミニサイズだが自動車教習所を作り、現地の若者たちに運転技術を教え始めた。日本で働きたい若者たち全員に、出国3か月以上前までに運転免許を取らせている。さらに今後は、学科は日本の教材を現地の言葉に直して勉強させるドライバー育成コースも作る計画」と話し、「ミャンマー国内は現在、軍事関係で揺らいでいるので、若者たちが未来に希望を抱きにくい状態だが、民族性は日本人に近く、勤勉」という。
同社では、現地と日本の両地で日本語学校を作り、日本語の勉強もフォローしている。「ミャンマーでは、若い男性が出国できない状況にある。しかし働きたい若・中年層が、男性も女性もたくさんいる。女性もドライバーとして育てて送り出してあげたいが、日本の物流業では、まだ女性ドライバーを受け入れにくい状況にあるのが残念。日本の物流業界が今後、さらに変化していってもらえたらいいなと思う」。
同社ではミャンマーだけでなく、モンゴルやウズベキスタン、タイ、ベトナム、インドネシア、ネパール、インドからも人材の送り出しを行っている。「ミャンマー人に関しては35歳以上に限られるが、すでに日本に滞在している留学生もいる。外国人人材の受け入れを検討している方は、ぜひ一度相談してほしい」と語る。