アサヒロジ 東京西支店を開設、生産性向上に期待
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Image: weekly-net.co.jp
アサヒロジ(児玉徹夫社長、台東区)は3月20日、ロジポート多摩瑞穂(西多摩郡瑞穂町)に東京西支店を開設。同日、開所式・安全祈願祭・祝賀会を開催した。
ロジポート多摩瑞穂は2024年6月に竣工したマルチテナント型物流施設。国道16号線に面し、圏央道「青梅IC」まで約4kmの好立地で、延べ床面積16万平方m、敷地面積7万平方m、地上4階建て。アサヒロジはその最上階を全面使用する。
車両がランプウェイで直接最上階まで上がると、従来の高床型バースには接車せず、庫内中央を突っ切る約100mの車路の中央に縦列駐車でき、両側の倉庫から一気に荷積みを行う構造。荷積みの大幅な時間短縮が図れ、待機時間の削減も可能となる。車路には7台のトラックが駐車できる。さらにトラックの予約システムの導入も検討中。
児玉社長は支店開設にあたり、「首都圏や全国の配送センターとして非常に便利な立地で、防災性、環境性に優れた物流施設」と述べた。同社では、最上階、約1万坪を借り受け、アサヒ飲料の関東圏の物流拠点だった埼玉西支店の機能を全面移行し、すでに17日から一部製品の在庫移動を開始している。
同社長は「以前は2階建てで、出荷能力や生産性向上への限界があったが、ここではワンフロア運営を行える」とし「安全、品質はもちろん、車両の待機時間の削減や倉庫作業、生産性の飛躍的な向上が期待でき、これまでの枠を超えた物流価値の創出・発信ができるよう努力していく」と話した。
荷主であるアサヒ飲料も「作業効率の大幅アップを期待している」と話している。同倉庫の本稼働は3月4日から。
◎関連リンク→ アサヒロジ株式会社