カーゴメンテナンス 既存備品を長寿化 カゴ台車の底板も修理
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Image: weekly-net.co.jp
カゴ台車や6輪カート、折りたたみコンテナ、保冷シッパーなどの修理を全国展開するカーゴメンテナンス(小嶋新矢社長、愛知県みよし市) では、カゴ台車の底板修理を通して「既存備品の長寿化」を広げている。
底板はカゴ台車を「コの字」に囲うフレームのボトム部分とフックで連結されており、上部からの圧迫や移動の際に生じるダメージなどで破損しやすいパーツ。破損を機にカゴ台車を丸ごと買い替える向きもあるなか、底板部分の修理や交換が可能なことを知ると「それが直せるとは知らなかった」という声が現場で聞かれるという。
「買い替えに比べると10分の1程度のコストに抑えられる」と語る小嶋社長は、軽量化や低価格化の影響を受けて昔の鉄製モデルよりも耐久性が乏しくなった現在の樹脂製モデルの脆弱性を指摘。材料費高騰などによるカゴ台車自体の単価上昇を背景に、修理需要は高まる一方だという。また、大きな破損などにより修理では間に合わないケースに備えては、自社倉庫で交換用の新品・中古在庫を豊富に揃える。
さらに、同社では交換して使用不能となった底板部分を持ち帰り、リサイクルや部品活用を通した「産廃物を極力出さない」動きを推進。今後も現場に寄り添いながら「修理を発生させないための修理」を継続し、職人増員も視野に入れてさらなるサービス拡充を目指していく。
◎関連リンク→ カーゴメンテナンス株式会社